ノートパソコンの内蔵HDDをSSDに丸ごとコピーしてから交換してみました(交換編)

東芝 Dynabook SS RX1/T7E の内蔵HDDをSSDに交換する「交換編」です。

「実践編」として公開していたのですが、とても長くて情報量が多くなってしまったので「コピー編」と「交換編」に分割しました。

いつものお約束

準備編」「コピー編」がうまくいったので、いよいよパソコンを分解して HDD と SSD を交換する手順を紹介しますが、分解作業ではケーブルを切ったり、部品を破損したり、パソコンが壊れてしまう可能性もあります。

今回は私が所有するパソコンを使った作業がうまくいきましたが、紹介した手順通りにおこなっても、いつも必ず成功するという保証はありません。

そのため、もし、この記事を参考にしていただいたとしても、作業はすべて自己責任で慎重にお願いします。

RX1/T7E の分解

では HDD と SSD を交換します。このとき、以下のページを参考にしました。

このページのアドバイスにもあるように、裏返して底面からドライバーでネジを少し押し込む形になるので、上ブタを開けてキーボードとディスプレイの間に薄い布をはさんで作業しました。

パソコンは当然、シャットダウンして、ケーブル類をすべて外し、内蔵バッテリーも外して裏返します。

 

裏面のネジは 短い S4 が 4本(緑)、長めの S6 が10本(赤)、バッテリーの左右に少し太い 2本(橙)です。作業にはプラスの精密ドライバーが必要です。

20140708-16

なくさないようにケースにでも分けて保管しておくといいでしょう。

 

さらに側面のネジが一本あり、これも外す必要があります。

20140708-17

小さいので、これもなくさないように。

HDDとSSDの交換

完全に外すにはフィルム状のケーブルを抜く必要がありますが、参考サイトでは抜かないでもできるとあったので、裏面を HDD のあるほうを少し浮かした状態で作業しました。

20140708-18

 

コネクターを抜いて、SSD に交換します。

20140708-20

当然、ピッタリです。

20140708-21

ふたを閉めて、ネジを締めます。ふたを閉めるとき、コネクターをうまく穴に合うようにはめ込みます。

20140708-22

ピタッと合えば、ネジを締めるのは簡単です。

SSDに交換した結果

バッテリーを取り付け、ケーブル類を装着し、パソコンの電源を入れて、まずは無事に Windows 7 が起動することを確認しました。

起動は確実に速くなった感じがします。そして当然ですが HDD のカリカリ音はなくなりました。

 

「ディスクの管理」画面で SSD が「C」ドライブとなり、リカバリー領域もコピーできているのを確認しました。

20140703-30

 

効果測定は、まず Windows 7 の起動時間で比べました。

  • HDD ロゴが消えるまで 45秒、完全に起動するまで 2分15秒
  • SSD ロゴが消えるまで 25秒、完全に起動するまで 1分10秒

起動時間が約半分に短縮されたのは目を見張る効果です。

 

そして CrystalDiskMark でも測定しました。

◆ HDD での事前測定

20140708-01

◆ SSD での再測定

20140703-27

当然といえば当然ですが、大幅にスピードアップできました。

 

これで Windows 7 の検証マシンが快適になりました。あと 3年くらいは大丈夫でしょう。たぶん。

 

関連記事