「大原美術館」で音声ガイドを聴きながらエル・グレコ「受胎告知」などの名作や大作を堪能

せっかく倉敷に来たので「倉敷アイビースクエア」で一泊して、翌日は朝から「大原美術館」でじっくり芸術鑑賞を楽しんだのでレポートします。

「倉敷美観地区」に入ってすぐの目玉施設

「大原美術館」は JR倉敷駅の南口を出て「倉敷中央通り」を進み、「倉敷美観地区」入口から「倉敷川」沿いに歩くと右手に現れます。

倉敷駅から歩いて十数分。「倉敷アイビースクエア」からは 5分ほど。

岡山県倉敷市中央1-1-15
●9:00-17:00、休館は月曜日・12/28-31

チケットは「倉敷アイビースクエア」で事前に 1,200円で購入。

入口で買うと 1,300円です。

日本最初の西洋美術中心の私立美術館

「大原美術館」は倉敷紡績株式会社(クラボウ)の社長、大原孫三郎さんが設立した美術館という認識でしたが、公式サイトの説明は以下の通り。

大原美術館は、倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家大原孫三郎が、前年死去した画家児島虎次郎を記念して昭和5年に設立した、日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。

美術館の歴史 | 大原美術館

「日本最初」だったのですね。

大原孫三郎さんと児島虎次郎さんとの友情物語という感じです。

 

「本館」に入ってすぐ正面に児島虎次郎「和服を着たベルギーの少女」が美術館の象徴のように展示されていたのが印象的でした。

絵の横に「解説番号」が示されており、内容を聴いてみたくなりました。

「音声ガイド」の機械を借りて大正解

さっそく「本館」入口近くで「音声ガイド」の機械を借りました(500円)。

これが大正解。ほとんど知らないことばかりで、楽しめました。

 

解説番号が表示されていない作品にも何点か「音声ガイド」が用意されていたりします。

一覧から抜けている番号をチェックするのも面白かったです。

特に有名なエル・グレコの「受胎告知」

代表的な作品は「Google Arts & Culture」で細部まで観ることができます。

その中に、ちゃんとエル・グレコの「受胎告知」もありました。

解説もしっかりあります。日本にある唯一のエル・グレコの作品とのこと。

この絵の前だけで 10分ほど過ごしました。

有名作品も知らなかった作品も楽しめた

ほかにも有名な作品を「音声ガイド」を聴きながら堪能しました。

 

まったく知らない作家の絵でしたがフレデリック「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」はなんだかゾワゾワっとしました。

音声ガイドによると、壁の横幅にピッタリ収まるサイズに展示室を設計したのだとか。なるほどの迫力です。

鑑賞後はカフェ「エル・グレコ」で休憩

さすがに「本館」でエネルギーの大半を使ってしまい「分館」「工芸・東洋館」は駆け足になってしまいましたが、それでも十分に楽しめました。

あまりにも疲れたので「大原美術館」の隣りにあるカフェ「エル・グレコ」で休憩しました。

 

コーヒーとレアチーズケーキ(ブルーベリーソース)をいただきました。

いやいや、トータルでとても満足。素晴らしい美術館でした。一泊してよかった!

 

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