地声と裏声の中間という声(ミドルボイス?ミックスボイス?)が出せるというのだが本当だろうか?

西城秀樹さんの歌を心ゆくまで絶唱したい、というのがキッカケで 5月末ごろから「ひとりカラオケ」をはじめました。

当初の目的は達成して、その後もレパートリーを増やして歌い続けています。

でも、せっかく続けるなら「目標」を持って取り組むことにしました。それは

いままで出せなかった「高い声」で歌えるようになる

というものです。

地声とかけ離れた裏声しか出せない

小学生の頃は西城秀樹さんに憧れて「歌手になりたい」と勘違いしたこともありますが、声変わりで「高い声」が出なくなってガッカリした記憶があります。

それでも歌うことは大好きで、大学時代には自作曲でギターの弾き語りなどもしていました。それなりに声量もあり、歌もうまいと思い込んでいたものです。

とはいえ、相変わらず「高い声」は出ず、自分の声に合わせて曲を作ってみても音域が狭いのもあり平凡な作品しかできず、歯がゆかったのを覚えています。

一方、中学生になって「オフコース」のファンになり、裏声で歌うことも覚えたのですが、当時は知識も情報もなく、地声とかけ離れた弱々しい声でした。

裏声と地声の中間という声が出せる?

そのあと社会人になってカラオケぐらいでしか歌うことがなくなり、音楽は聴いていても、それに合わせて歌うようなこともなくなりました。

そんな中、50歳半ばの今ごろになって「ひとりカラオケ」を始め、実は「裏声と地声の中間という声が出せる」らしいことを知りました。

 

しかも、それは練習すれば誰でもある程度はできることのようで、もしそれが事実ならかなりショックです。「それさぁ、早く言ってよ~」

この歳になるまで、誰もそんなこと教えてくれなかったのですから…。まあ、学生時代はネットもなく、調べもしなかったのですけど…。

 

早速、書店で分かりやすそうな練習 CD 付きの本を買ってきました。

この本の説明の中で

ウラ声をつくる筋肉とオモテ声をつくる筋肉が働くと、両方のキャラクターが混ざった声が出てきます。そのことで、低い音から高い音までスムーズに同じ質感の声で歌えるようになります。

という、まさに夢のようなことが書いてありました。

 

さらに身につまされたのが以下の「ひとこと」でした。

カラオケなどで若い男性が高い声で引っくり返ったり、無理に叫んだりして、とても苦労している場面によく出くわします。「高い声が出ない」「金切り声のようで詰まって苦しい」「低い声がかすれてしまう」…。本人はもちろん、聴く者にとってもつらいですね。

私は若くないですが、ヒデキの曲を歌っていてサビの高音部で苦しそうに声を絞り出して叫ぶように歌っており、まさにご指摘のとおりです。

「聴く者にとってもつらい」という言葉が身に沁みます。

理屈は分かるが自宅では練習できない

実際iに、この本の付属 CD で練習して感じたのが

  • 「ハイ!」の合図は分かりやすく練習はしやすい
  • ウラ声とオモテ声を混ぜる微妙な部分が分からない
  • 自宅では近所迷惑で、とても本気で練習できない

といったところです。

 

だったらカラオケで CD を使った練習をすればいいという話になりますが、カラオケに行くと、どうしても実際の曲を歌いたくなってしまうのが人情。

そんな言い訳をしながら、実はこの本は 6月頃に買ったのですが、あまり練習せずに放置してしまった経緯があります。

 

一方の「ひとりカラオケ」では、毎回 2時間で半分を地声で西城秀樹さん、もう半分を裏声でオフコースや小田和正さんで歌い続けました。

これによって地声の歌声も声量も学生時代のレベルにまで戻り、一方の裏声もかなりしっかり出せるまでになりました。

 

それでも結局、地声と裏声の間を埋めることはできず、学生時代のレベル止まりで聴くに耐える「高い声」は出せずに欲求不満は募るばかり…。

そこでさらに 2冊の本を追加で購入したのですが、その本で「大切なこと」に気がつくことになりますが、その話は「次回」に!?

 

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