胃炎と診断されて「ピロリ菌」の除菌治療を継続中

ピロリ菌の除菌治療を受けているので「ピロリ菌」について少し調べてみました。

昨年の独立直後に胃炎が再発

昨年(2015年)5月に個人事業主として新しい生活を始めましたが、さすがに「会社を辞める」のは大きな決断でした。

もちろん「なんとかなる」と判断して独立したのですが、約30年間も続いた「来月も決まった給料がもらえる」生活をやめるのは、正直、しばらく不安でした。

 

そんな中、いろいろ考えすぎたのか 5月中頃から胃の調子が悪くなり、夜中に痛みも感じるので内科医で胃薬をもらい、様子を見ることにしました。

それから数か月で仕事の環境を整え、会社員時代よりも快適に仕事も生活もできそうだと確信してから、嘘のように胃の状態は良くなりました。

 

実は大学受験の頃にも精神的にきつくて胃が痛い時期があり、十二指腸潰瘍と診断され、いまも健康診断では「跡があります」と指摘されます。

このときも受験が終わった途端に痛みはなくなり、すっかり「胃痛は精神的なものでストレスがなくなれば治る」と思っていました。

ストレスよりもピロリ菌の影響?

そんな中、今年に入って独立後の最大のヤマ場である「確定申告」をおこなう中で、またしても胃の調子が悪くなってきました。

どんだけ精神的に弱いのだろうと思いましたが、今回もまた、確定申告を何とか終えるとスッと胃痛は治まりました。

 

それにしても、何かあるごとに胃の調子が悪くなるのでは、そのうち胃がんにでもなるのではなかろうか、と心配になるのが人情というものです。

そう考えはじめると、昨年だけで 10kg以上も痩せたのは本当に朝食を食べなくなったことだけが原因なのか?と疑ってみたりもするわけです。

痩せたといって喜んでいたのに病気だったりしたら間の抜けた話です。

 

ずるずる考えていると、それが原因でまた胃の調子が悪くなりそうなので、とにかく総合病院に行って診察と内視鏡検査をしてもらいました。

その結果として「慢性胃炎の兆候があり、ピロリ菌にも感染している」ということで「ピロリ菌の除菌治療」を受けることにしたわけです。

 

ピロリ菌については「胃がんの原因」とは聞きかじっていましたが、実際は

ピロリ菌により慢性胃炎や胃潰瘍になりやすい

→ 胃がんになる確率が上がる

という図式のようで、胃炎にも関係するとは知りませんでした。

 

それにしても「ストレスよりもピロリ菌のほうが胃の病気に深くかかわっている」というのは、ほんまかいな、そうかいなという感じです。

まあ、体験からストレスも影響するのは間違いない気もするのですが、とりあえずピロリ菌を除菌することには何の異存もありません。

まずは 3種類の薬を 1週間

そこで 3種類の薬を 1週間、朝夕食後に飲むことになったわけですが、今日が最終日なので記念(?)に撮影しておきました。

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「お薬の説明書」によると

  • ランソプラゾール
    胃酸の分泌を抑える作用
    ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌に用いる
  • サワシリンカプセル
    細菌を殺し、感染症を治す作用
  • クラリスロマイシン
    細菌を殺し、感染症を治す作用

とのことです。

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これらの薬を飲むと、下痢や味覚異常などが起こることがあるとのことでした。

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私の場合、多少、軟便気味でしたがそれ以上の不調はありませんでした。

 

ちなみに「ヘリコバクター・ピロリ菌」の名前については、こちらの記事が詳しかったです。なるほど。

  • ヘリコとはギリシャ語で「らせん」という意味。これはピロリ菌が2~3回ねじれた螺旋菌の形状をしているため
  • バクターは「細菌」のこと
  • 「ピロリ」とはピロリ菌が胃の出口に近い「幽門=ピロルス」で発見されることから名付けられた

「幽門にいるらせん状の細菌」だから「ヘリコバクター・ピロリ菌」

「ヘリコ(らせん)」は「ヘリコプター」の名前の由来でもあります。

きちんと除菌されたことを祈るのみ

このあと、さらに 50日間、胃薬(レパミピド)を飲んで、そのあとでピロリ菌が除菌できたかを「尿素呼気試験」で確認するそうです。

ただ、特定の薬に耐性を持ったピロリ菌もいて、除菌の効果がない場合もあるとのこと。厄介な話です。

 

それにピロリ菌がいなくなったら、精神的にストレスを感じても胃炎などが起きなくなるというのは、ちょっと信じられない部分もあります。

なにはともあれ、せっかく治療をしているので、きちんと除菌できていると嬉しいです。結果が出たら続報を書こうと思います。

 

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