「バグは本当に虫だった」を読んでパソコン関連のトリビア(雑学)を少し「棚卸し」してみました

「パソコン用語集」を立ち上げましたが、できるだけ「分かりやすく楽しい解説」が追加できればと頑張っています。

そのためにも、まず自分の解説能力は鍛え直さないといけません。これまでの知識と経験だけに頼るのでは進歩がないからです。

自腹でパソコンを買ってから 25年

1992年に自腹で初めてパソコンを購入してから 25年、1996年にパソコンの販売やサポートの事業にたずさわってからも 20年が過ぎました。早いものです。

そのため、パソコンについては仕事や日常生活で身に付けたノウハウや情報はもちろん、様々な書物やネット情報で「それなりの知識」は身に付けたつもりです。

 

もちろん次々と新しい技術や商品、サービスが登場しており、それに関するノウハウやトラブルも多様化して、ひとりで対応などできるはずがありません。

一方、過去の情報でさえも記憶が怪しかったり、間違って覚えていたり、新しい事実によって内容が塗り替わっていたりします。

 

そこで「パソコン用語集」を運営するなら「トリビア(雑学)の棚卸し」も必要だと強く感じたわけです。

「バグは本当に虫だった」のは知らなかった

そんなとき書店で見つけた本がこちら。「バグは本当に虫だった」というのは、なかなかキャッチーなタイトルです。

実際、私はバグが本当に虫が由来とは知りませんでした。

 

検索してみると「バグ」については 2003年に記事を書いています。

その当時は

プログラムに含まれる誤りや不具合のことをバグ(bug=虫)といいます。小さくて嫌な邪魔者ということで「虫」に例えたのでしょう。

と書いていましたが「例えた」のではなく「本当に虫だった」のですね。

”コンピューターウイルス”は英語ではない

ほかの記事にも「懐かしい」と感じたものがあります。特に

”コンピューターウイルス”は英語ではない

英語圏でウイルスと発音しても通じません。ウイルスの英語は【Virus】で、発音は【ウイルス】ではなく【ヴァイラス】です。【ウイルス】という呼び方はラテン語よみです。

という下りは、昔そんな記事を書いた記憶がありました。

その中で

この virus を英語っぽく発音すると「ヴァイラス」であり、米国では「ウイルス」なんて発音では、まず通じないはずです。

アメリカにいた頃、この「V(ヴイ)」に関連する単語のカタカナと実際の発音の違いには大いに戸惑いました。たとえば「ビニール」が「ヴァイナル(vinyl)」という発音と知るまで随分と苦労しました。

なんてことを書いています。やはり「V」ではじまる単語のカタカナと実際の発音の違いには誰もが戸惑うのでしょう。

 

それに続く文で

USBメモリも通じません。英語ではUSBフラッシュドライブです。

のあたりは早速「パソコン用語集」にも反映させました。

なかなか役に立つ本ではありませんか!

偉人たちのエピソードもおさらいしたい

本にはパソコン、インターネット界の『偉人』に関するエピソードも満載。

アラン・ケイ、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ビル・ゲイツ、西和彦、嶋正利、ポール・アレン、マイケル・デル、村井純 …

すでに知っている話も、初耳の話も楽しく読むことができました。

 

特にスティーブ・ジョブズに関しては 2011年に亡くなったときの衝撃もあり、伝記的な映画を観たり、本も読んだので記憶に新しいです。

ほかも偉人たちに関する本も結構、読みましたが、先日の断捨離でほとんど処分してしまいました。

それでも「パソコン用語集」を充実させるためにも、もう一度、必要な本は買い直して「おさらい」する価値はありそうです。

あっという間に楽しく読めました

やはりなじみの世界なので読みやすく、大半は新しい知識だったので楽しくページをめくることができました。

サブタイトルには

なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話

とありますが、勇気はともかく、最後まで興味が湧いてくるエピソード満載で、あっという間に読み終えました。

著者の水谷さんは 1960年生まれということで、私より 3年先輩の方ですね。

私ももっともっと勉強しないといけません。

 

ということで、この本を読んで

私の『パソコン用語集』も「なぜか勇気が湧いてくる」ようなサイトに育てよう!

と決意を新たにしました… と締めくくっておきます。

 

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