井の頭自然文化園にある、もうひとつの「平和記念像」。冥福を祈るその顔で、いま何を想うのか。

「井の頭自然文化園」の彫刻園には長崎にある「平和記念像」の原型があります。

これは彫刻家・北村西望が長崎市の依頼を受けて「平和記念像」を制作するため、東京都の承諾を得て井の頭自然文化園内にアトリエを建てたことが縁となり、その後に寄贈された彼の作品が「彫刻園」の中で展示されているのです。

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園内に配置された作品群は、どれも力強く生命力が感じられるものばかりです。

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私は 2015年5月1日に独立の一周年記念として「井の頭自然文化園」へ象の「はな子」さんに会いに行きました。

そのとき、はじめて「彫刻園」があることを知り、閉館(16:30まで)間際だったので短い時間で駆け足での見学となりました。

 

まさか「平和記念像」の原型があることなど知らず、驚いたと同時にこれは 8月になったら、再度、ゆっくり訪れたいと思ったのです。

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そして今回は、館内にある北村西望を紹介するビデオをきちんと見て、一つ一つの作品を味わいながら、最後に「平和記念像」をしばらく見上げていました。

 

館内での撮影はご遠慮ください、とのことだったので開放されていた扉の外から 1枚だけ写させていただきました。

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「平和記念像作者の言葉」として以下の説明がありました。

右手は原爆を示し左は平和を

顔は戦争犠牲者の冥福を祈る

戦後70年、平和記念像はいま、何を想うのでしょうか。

 

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