珍しいブルボン種 100% の「インドネシア マンデリン ブルボン」を味わう(すずのすけの豆)

珍しい豆が限定入荷したというので「すずのすけの豆」にでかけました。

ブルボン種 100% のマンデリン

インドネシアのマンデリンは以前も購入したことがあります。

深めに煎って、苦味やコクが楽しめるコーヒー豆でした。

 

そのとき「珈琲 完全バイブル(p.128)」で調べたのが

インドネシアで栽培されているのは、大半がロブスタ種です。一方、一部の地域では、最高のアラビカ種も栽培されています。その代表は、スマトラ島のマンデリン。スマトラ島にいた部族、マンデリン族から名づけられました。

ということで、マンデリンの定義は「スマトラ島で採れたアラビカ種のコーヒー豆」ということになります。

 

そして「マンデリン トバコ」はアラビカ種の中でも「ティピカ種」100%のストレートコーヒーでした。

 

ところが今回のマンデリンは「ブルボン種」100% です。

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検索すると以下のページに詳しい紹介がありました。

1980年代末に広まったブルボン種の栽培も戦乱とアヘンへの植え替えにより絶滅したかに思えましたが、細々とブルボン種を栽培し続ける生産者に出会うことができました。

ブルボン種を植えている農園はあるものの、生産量はわずかなので「ブルボン種だけ」となると珍しいのだそうです。

「ブルボン」と「ティピカ」の違いとは

「ブルボン」と「ティピカ」の違いについて、いつもの「珈琲 完全バイブル(p.100)」によると

ティピカ(Tipica):アラビカ種の中でも最も原種に近いとされている。先端がとがった長細い形。サビ病に弱く、生産性も低い。

ブルボン(Bourbon):ティピカの突然変異種で、生産性はティピカより多少高い。粒は小さめで、長径が短め。

ということで、味については特に書かれていません。

 

そこで検索してみると、以下のページが分かりやすかったです。

ティピカ:甘味ときれいな酸味が特徴で、豊かな風味、コクをもつ

ブルボン:まろやかなコクで、甘味、風味もよい

較べるとティピカは「きれいな酸味」、ブルボンは「まろやかなコク」がポイントかもしれませんね。

とにかく買って飲んでみました

論より証拠、とにかく「マンデリン ブルボン」を購入しました(200g 1,200円)。

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「マンデリン トバコ」よりも焙煎は浅くしたとのことで、この時点ですでに単純な比較は難しいかもしれません。

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豆は小さめ?トバコの写真を並べてみました。トバコのほうが少し大きめにも見えますが、どうでしょう?

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蒸らしの膨らみはいつも通りにいい感じ。

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香りは並行して飲んでいる「ジャマイカブレンド」ほど強くなく、ほのかに甘い感じです。

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そして肝心の味ですが、苦味もコクもあるけど「まろやか」という表現がピッタリかもしれません。

 

焙煎の違いは大きいと思いますが「マンデリン トバコ」よりもマイルドで飲みやすいです。うん。これはこれで、おいしいです。

 

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