100銘柄目、44か国目となるマレーシア産のリベリカ種コーヒー豆「エレファント」を味わう(まめぽっと)

自宅で味わう焙煎コーヒー豆もいよいよ 100銘柄目。せっかくなので記念となる銘柄を選びました。

44か国目は候補にないマレーシア

いろいろコーヒーについて検索していたとき、コーヒー三原種のひとつに数えられている「リベリカ種」に関する情報を見つけたのです。

その中で「マレーシア産エレファントコーヒー」を知りました。

マレーシアで栽培されているリベリカ種のコーヒーは、エレファントコーヒーとして近年注目されています。15~16世紀にインドネシアから伝わりました。1875年頃よりマレー半島南部地域で栽培され始め、現地住民に珍重され飲み続けられてきたコーヒーです。

日本でも近年、幻のコーヒーとして販売されています。スパイシーですが、意外とマイルドで甘みが感じられる味だそうです。

「幻」と呼ばれると飲んでみたくなるのが人情で、特に「リベリカ種」とはどんな味か一度は試したいものです。

 

そこで探すと「リベリカ種エレファント」を扱っているお店がありました!

「014151.com」のほうが情報は詳しかったのですが、正直、いきなり 500g は心配なので 200g でも買える「まめぽっと」を選びました。

 

マレーシアは「残っている国」リストにはありませんでした。

そこでもう一度しっかり「世界のコーヒー豆 生産量 国別ランキング(2016年)」をチェックすると、意外にもマレーシアは 40位。

「パナマ(41位)」や「スリランカ(44位)」よりも上位。ノーマークでした。

マレー半島南部に持ち込まれる

そこで、あらためて「マレーシア」をチェック。

Wikipedia によると『東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦立憲君主制国家でイギリス連邦加盟国。タイ、インドネシア、ブルネイと陸上の国境線で接し、シンガポール、フィリピンと海を隔てて近接』とのこと。

マレーシアといえば首都が「クアラルンプール」でマレー半島南部の国という認識でしたが、ボルネオ島の北部も領土なんですね。

 

まめぽっと」の情報では

『リベリカ種』のルーツは西アフリカ。1875年、Leonard Wray 氏によりマレー半島南部に持ち込まれる。

とあり、「014151.com」の情報では

【生産地】マレーシア ジョホール州
【農園名】多数の小農園 【品種】リベリカ種
【標高】0 〜 100 m 【スクリーン】18 up 80%
【精製方法】cracked natural 【収穫時期】5-7月

ということで「ジョホール州」はこのあたり。マレー半島の最南端。

あのサッカー日本代表が初のW杯本大会出場を決めたことで有名になった「ジョホールバル」が州都。

 

ちなみにリベリカ種の原産地は西アフリカの「リベリア」とのこと。

でも、もうリベリアでリベリカ種は作られていないそうです。

思った以上に大きなコーヒー豆

10月29日注文で 11月2日午前中に到着。200g に見合った「ゆうパック」。

 

ちゃんと「リベリカ種エレファント」の紹介も付けてくれているようです。

 

おまけの見本「タンザニア エーデルワイス」も入って、丁寧な仕事ぶり。

 

袋はちゃんとしたアロマブレスパック。賞味期限を平成29年12月1日と焙煎後 1カ月に設定しているところもいいですね。

 

封を切ると思った以上に豆が大きくてビックリ。

 

スリランカ産アラビカ種と比べると一目瞭然。

 

エレファントというネーミングも分かる気がします。

大きいだけでなく、サイズのばらつきもかなりあります。

 

リベリカ種が流通しない理由として

  1. 他の種に比べ果実の成熟に時間がかかる
  2. 粒の大きさや形がバラバラで多様性がある
  3. 樹勢が強く、大木になるため管理・収穫がしにくい

が挙げられていますが、実際に粒の大きさを見ると納得です。

ユニークな「リベリカ種エレファント」

しっかり深煎りで黒光りしています。

 

蒸らしの膨らみもバッチリ。というか深煎りのためか気泡が大きいです。

 

深煎りのためかもしれませんが色は濃い気がします。香りにロブスタのようなクセはなく、アラビカとも違う香ばしさがあります。

酸味はなく、苦味はしっかりあるのですがスパイシーという表現もありです。そして後味として甘味とコクが口の中で広がります。

明らかにアラビカと違うのが面白くて慣れるとクセになるかもしれません。いやいや「リベリカ種」ユニークです。

 

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