「未来の年表」を読んで自分が後期高齢者になるころの日本のことなど考えてみました

先日は「定年後」という本を読んで感想を書きました。

自分が 75歳になるころ日本は

そのときに『60歳から始まる「黄金の 15年」』なんてお気軽なことを紹介したのですが、ふと

自分が 75歳になった頃、日本はどうなっているんだろう?

と考え込んでしまいました。

 

私が 75歳になるのは 2040年であり、私自身が「後期高齢者」になるくらいですから、きっと日本の「高度少子高齢化社会」は凄いことになっているはず。

とはいえ、具体的なイメージが湧きません。年金や介護保険の制度は相当、条件などが厳しくなることは想像できますが…。

 

そこで「定年後」に続いて買った本がこちら。

「この年にこうなる!」という切り口は、なかなかのインパクト。

 

私が 75歳になる 2040年には

  • 自治体の半数が消滅の危機

とのこと。さらに 2年後の 2042年

  • 高齢者人口がピークを迎える

のだそうです。やれやれ…。

自分にできることはあるのか

個人的には 2040年の「日本の若者たち」になるだけ負担はかけたくないです。まずは健康で、経済的にも支援を受けずに生活できる努力をしたいです。

とはいえ、加齢による衰えは誰にでも必ず訪れるので「努力目標」でしかありませんが、自分のためはもちろん、社会のためにも健康で頑張りたいですね。

 

それと生きている間は社会貢献をして、特に若い世代に何か残せたら理想的。

具体的に何をすればいいのか分かりませんが、これからは「若い世代のこと」も常に頭に入れて行動したいです。

日本を救う処方箋はあるのか

前半の年表を読む限り「このままのほぼ無策」を続けていけば「日本は存続さえ危うい」のはイメージできました。

後半の「日本をすくう 10の処方箋」も示唆に富んでいます。

 

中でもポイントに感じたのが

  • 子どももいない独居老人が増える

ということで(私を含め)彼らが亡くなったときの資産をどう生かすかは重要だと思うわけです。

 

私にも子どもはいません。再婚の可能性はかすかにありますが、かなりの確率で多少の小銭を貯めたまま、ひとりで亡くなるはずです。

 

生前に寄付とかするほどの額ではありませんが、亡くなったあと何に使われるか分からないくらいなら若者に託したいです。

たとえば「10の処方箋」の中に

  • 第 3子以降に1,000万円給付

というのがありますが、これの財源になる基金を作ってはどうでしょう?

 

たとえば仕組みとしては

  • 毎月何万円かを納め、その分は非課税とする
  • そのお金で自分が亡くなったときの葬儀や埋葬はしてもらえる
  • 亡くなった後のマンションなどの財産も適切に処分してもらえる
  • その上で残った財産は若者の基金に寄付する

といったものにするのです。

 

政府が心配なら経営のしっかりしている生命保険会社に委託してもいいでしょう。言ってみれば

死亡保険や遺産の受取人が未来の子供たち

という商品です。

 

もちろん、自分の子どもや孫がいれば彼らに残したいのは人情ですが、そういった相手がおらず、それでも多少は財産が残る人がこれから急増するはず。

であれば死後にきちんと対応してもらえるなら、残ったお金を未来の日本、そして若者のためにピンポイントで使ってもらいたいわけです。

 

うまく高齢者が生き生きと「これからの若者」を支援できる社会になるといいですね。

 

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