「白米」と「七分づき米」の違いを比較し、さらに炊き比べ、食べ比べしてみました

金井米穀店で新米の「七夕コシヒカリ」を「白米」と「七分づき」で精米してもらったところまで紹介しましたが、いよいよ食べ比べてみました。

「分づき米」「七分づき米」について

「分づき米」については金井米穀店のサイトでも紹介されています。

分搗き米は、発芽する部分と周りの表層を残しながら削ります。栄養素は玄米ほどではありませんが、削り方によって残る量が変わります。

玄米・分搗き米のすすめ | 金井米穀店

七分づきでも食物繊維やビタミンB1、B6、ナイアシンやマグネシウム、マンガンなどが玄米の半分近く採れるようです。

 

さらに以下の「ライスピア米蔵」のページも詳しいです。

七分づき米は、玄米の糠層(果皮、種皮から糊粉層までの層)と胚芽の部分を7割程度剥離した精米のことでお米に白さがあり、胚芽の栄養が一部残っています。通常の炊飯と同じ方法で炊くことができるので、初めての人でも食べやすく、白米とほとんど変わりないのでおすすめです。

さて、どれくらい違うのか興味津々です。

「白米」と「七分づき米」の違い

まずは重さを計ってみました。1kg の玄米が「七分づき」や「白米」に精米すると剥離した分が減る、というのは分かりやすいです。

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あとで袋の重さを計ると7~8g だったので「白米」で 1割、「七分づき米」は 7.5% 減ったことになります。

 

色は光の当たり具合によっても違いますが、右の「白米」のほうが白いです。

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袋から出して計ってみました。風袋引きしているので正味です。

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すり切りカップ1杯が約150gなのは変わらないようです。

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少量取り出して黒背景にしてみました。分かるかな?

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マクロレンズで撮ってみました。まずは「七分づき」。確かに胚芽が残っているし、種皮もいくぶんあるように思えます。

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そしてこちらが「白米」。透明度は高い感じがします。

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「白米」と「七分づき米」の炊き比べ

どちらも浸水は 1時間にしてみました。最初に「白米」。

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炊き上がりはこちら。新米のためか、いつもより少し水っぽいです。

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次の日に「七分づき」。前日、少し水っぽかったので少し減らしました。

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でも、比較するなら同じにすれば良かったと後から反省。

 

炊き上がりは少し硬め。同じ水の量でないと比較にはならなかったです。

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それでも、いつも炊いているごはんよりは少しゴワっとした感じがするのは確か。

「白米」と「七分づき米」の食べ較べ

お茶碗についだ「白米」。

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そして「七分づき米」

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なるほど。写真で比べると色の違いが分かります。

 

「白米」はもっちりと甘く、とても柔らかいです。新米なので少し水分が多いのかもしれません。

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とにかく、まずは新米の「七夕コシヒカリ」、おいしくいただきました。

 

「七分づき米」は少しゴワっと感じましたが、炊くときの水を減らしてしまったので、その分の差もあるかもしれません。

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よく噛むと確かに「白米」とは違った甘みもあるような気がします。

 

明らかに「白米」と「七分づき米」の違いは分かります。でも「七分づき米」だからおいしくない、食べられないといったことはありません。

現在は「白米」のほうが食べやすく、おいしく感じますが「慣れ」の部分もあるだろうし、まずは炊飯時の水の量を同じにして比べてみます。

 

いずれにせよ、栄養価もあるなら「七分づき米」でもいいんじゃない?という気にはなりました。まずは 1kg ずつ食べ終えてから再度、検討したいと思います。

 

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