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「僕たちのインターネット史」で長くて短いインターネットの歴史を振り返る

2017.08.31

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「パソコン用語集」を立ち上げましたが、当然、インターネット関連の用語も含めることになります。

というか、半分はインターネットがらみになるでしょう。

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日本初のサイト誕生は 1992年9月30日

となると一度、これまでの「インターネットの歴史」を振り返っておくのも悪くない、と思ったわけです。

これまでの知識だけで用語集を作るのではなく、これまでの出来事もおさらいして棚卸しをした上で新鮮な気持ちで作成したいところです。

 

さて、インターネットの歴史については「今日のひとこと」などでも紹介してきた以下のページも参考になります。

 

ざっと辿っていくだけでも

  • そうそう、そんな出来事があったよね
    ー 1988「WIDEプロジェクト」設立
    ー 1996/4「Yahoo! JAPAN」サービス開始
  • あのサービス、こんな前から始まっているんだ
    ー 1998/9/4 アメリカで検索エンジン「Google」サービス開始
    ー 2000/11/1 「Amazon.co.jp」日本語サイトを開設
  • あの買収は、こんなに前の話だったっけ?
    - 2006/10 Google が YouTube 買収
    - 2012/4/9 FacebookがInstagramを10億ドルで買収

といった発見があります。

 

インターネット歴史年表」を見ると、

1992年9月30日 日本初のWebサイト(KEK)誕生

KEK(文部省高エネルギー物理学研究所計算科学センター、現:高エネルギー加速器研究機構)のサーバにおいて、日本で初となる、HTML (Hyper Text Markup Language)で記述されたWebページが公開されました。

- 日本最初のホームページ

とあります。

 

「JUNETの運用開始」といったネットワーク関連の歴史を除けば、日本初のサイト誕生というのが日本でのインターネットの歴史の始まりかもしれません。

そう考えると今年は日本に「ホームページ」が登場して 25年となります。

「僕たちのインターネット史」とは

年表だけでは事実の羅列なので、総括するような本を買ってきました。

著者の「ばるぼら」さんも「さやわか」さんも存じ上げなかったのですが、対話形式の文章が読みやすかったので迷わず購入しました。

【目次】
第1章 80年代編 インターネット前史
第2章 90年代編 アングラ・サブカルチャーとしてのインターネット
第3章 00年代編 商業化するインターネット
第4章 10年代編 インターネットにミネルヴァの梟は飛んでいるのか?

知っていること、興味があることも多く書かれていたこともあり、2時間ほどで読み終えてしまいました。

 

「ばるぼら」さんは、2005年に「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書」なんて本も書いているのです。

機会があれば目を通しておきたいです。

対話形式なのでサクサク読める

80年代編

個人的には 80年代の学生時代にはお金もなかったので「パソコン」にも「パソコン通信」にも、現実的な興味は持てませんでした。

特に当時の「パソコン」は使い道もゲームくらいしかイメージがなく、触ってみたいけど少ない小遣いを貯めてまで買いたいとは思えなかったです。

 

それに当時のパソコン通信もテキストベースで遅いのに通信費は高く、本の中でも、その感覚の再認識も含め「そうだよね」という記載が多いです。

 

第1章で最もニヤッとしたのが

なぜかタモリがこの手の雑誌にけっこう出てくる

というくだり(p.17)。確かパソコンの CM にも出ていましたよね。

タモリさんに理系のイメージはありませんが、サブカルチャー的な印象とマッチしたのかもしれません。

90年代編

90年代は「マルチメディア」という言葉が印象的です。私が前にいた会社も 1996年に設立したときに社名に使ったくらいですから。

それと「サイバー」という言葉も当時は新鮮でした。なんだか異次元空間の出来事的な響きがありました。

 

個人的には初めてパソコンを買ったのが 1992年の Powerbook Duo 230 だったので、私にとって 90年代はまさにパソコンの全盛期。

Windows 3.1 と較べ MacOS の洗練されたインターフェースには感動しました。

 

さらに 1994年から 2年間、米国に駐在しましたが、そこで電子メールの利便性に目覚め、インターネットの可能性にも気付くわけです。

ただし当時はまだネットスケープでサイトを見ても情報が全然なかったので、米国では AOL で情報を得るほうがまだ便利でした。

 

それから日本に戻って最初に「ホームページ」を作ったのが 1997年頃のこと。まだまだネット上には欲しい情報が探しても見つからない状態が続いていました。

なにせ Yahoo!ディレクトリーに掲載されることがサイトをアピールする最も効果的な方法だった時代ですから。

 

本の中で紹介されている掲示板的なサイト、ゲームやアニメおたく的な情報には興味がなかったです。趣味が違うというか、肌に合わなかったのを覚えています。

 

そんな中、第2章で最もなるほどと感じたのが

Google直前くらいまでの時代が「90年代」

という指摘です(p.113)。要するに

雑誌メディア的なネットに対する認識が Google のロボット検索の性能の良さによって強制的に変えられていく

というのは、まさにその通りですね。

第3章 00年代編

確かに 2000年代になってから「インターネットがビジネスとして本格的に使える」という感触がつかめるようになりました。

「なにしろパソコン.com」を立ち上げたのが 2000年で、そこから今日まで毎日ウォッチしてきたので「00年代の商業化の流れ」には実感があります。

 

中でもやはり、先ほども触れた「Google検索の能力」は衝撃でした。

それまでの Yahoo!検索では「サイト」を探していましたが、Google検索では「ページ」をピンポイントで見つけられるようになったのですから。

 

一方で 00年代のインターネットでは「2ちゃんねる」のことは外せません。個人的には好きになれませんでしたが影響力は実社会を動かすほどになりました。

そういえば「電車男」なんてのもありましたね。

これがドラマや映画になって「2ちゃんねる」も一気に認知を広げ、ネットから既存メディアへの逆流が本格的に始まった感があります。

 

そしてウェブログのブーム。真鍋かおりさん、理由は分からないけど人気でした。

そのあとに続く「しょこたん」もブログで初めて知りました。

 

00年代終盤からは SNS の時代、スマホの時代になっていくわけです。

第4章 10年代編

「政治化するインターネット」というのは納得です。いまやアメリカの大統領が好き勝手にツイートしているのですから。

さらになんといっても

「アラブの春」は最終的には IS の台頭につながっていった

のも大きな転換点でした。「アラブの春」の頃にもてはやされた「SNS の素晴らしさ」はとんでもなく「諸刃の剣」だということが身に沁みました。

 

それから「キュレーション」という言葉もキーワードとして出てきます。

Google 検索によって「リンク集」がなくなったように、AI によって「まとめサイト」もなくなる運命のような流れです。

 

これから「5G」の世界となると、さらに速度的な制約はなくなるわけで、AI、IoT と絡めて、もう好きなようにしてくださいって感じがします。

本の最後に

デジタルネイティブの世代にとっては、インターネットの歴史なんてただのトリビアでしかない

とありますが、その通りでしょう。

「トリビア」だっていいじゃない!?

この本を読み終えて、いまの段階でインターネットどころか「パソコン」の用語集をまとめようというのは「時代錯誤」も甚だしい感をさらに深めました。

でも一方で「だからこそ私でなきゃやらない」ので価値があるとも思うのです。

 

なんといっても実際に「パソコン用語集」を作ってみると意外と楽しいです。なにはともあれ「トリビア」だっていいじゃない!

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